オプション取引口座の仕組み
日経225オプションを取引するには、証券会社を通じて、株取引用の総合口座を作って、オプション用の取引口座を別途開設するのがほとんどです。
日経225オプション取引は、「証拠金取引」とされるので、投資家はオプション取引口座に必要な証拠金を入金してから取引を行います。
証拠金は、新規にオプションを売る場合にだけ要求されるものなので、オプションを買う場合には要求されません。
たとえば、新規でコール・オプションを売り、その後、日経平均株価が上昇した場合は、オプションの売り手は損失を出すことになります。
そして、さらに上昇し続けた場合は、潜在的に、損失リスクを無制限に負う可能性があります。
その場合、証券会社は、リスク計算に基づき「維持証拠金」を要求して、損失の分を支払うことができるように、取引口座にお金を入れておくように指示します。
もし、口座の残高を維持証拠金が上回ってしまうと、証券会社から「追加証拠金」を入金するように指示されることになります。
その場合、指定された期日までに入金しないと、オプションの買戻しが強制的に行われて、自分が思っているのとは関係のないポジションが清算されていまいます。
また、資金が少ないのに、大きな取引をしていると、頻繁に追加証拠金が発生することになります。そのため、オプションを売る場合は、大きく相場が変動したとしても、十分に補えるだけの資金を口座へ入れておく必要があるのです。
また、「逆指値注文」を利用して、オプションのリスクを限定するのも方法の1つです。
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